大沢伸一さんが、ニューアルバム『SO2』をリリースするので、そのMEGA MIXをつくって欲しいという、ありがたいお話をいただき、先月末に特急で制作しました。僕は、こういう主旨のMEGA MIXは、アルバムのティーザー用だと思っているので、ゴチャゴチャしないよう、できるだけスムースに聴けるようまとめたんですが、そのへんが伝わるといいなと思ってます。
shinichiosawa.djでは、現役バリバリのDJの皆さんが手がけたMEGA MIXも聴けますんで、ぜひのぞいてみてください。
ちなみに『SO2』の制作では、「TECHNODLUV」と「MORPHY」の制作に、ちょっとだけ参加しました。
僕のように、クラブ現場からお休みをとって久しい人間にも声をかけてくれる大沢さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。LDKレーベルもスタートするので、これを機にDJ/トラック制作も本格的に再開しようと、最近思い出しました。10年以上DJをやって得た経験を、このまま放置しちゃうのは、ちょっともったいないかなぁと。なので、またお騒がせすることがあるかもしれませんが、その際はよろしくお願いします。
今さらながら『CONTROL』を見た。
僕は時間的制約から、映画をほとんど見ないのだが、今回は仲良くしていただいているアーティストの方に「見ないとダメだよ」と言われたので、DVDで見た。
アントン・コービンの映像は美しく、それだけでも素晴らしかったが、見終わったあとに残った喪失感には驚かされた。それは、主役に自己投影してしまったからだとも言えるし、逆に周囲の人間に感情移入してしまったからかもしれない。いずれにせよ、『CONTROL』は、さらりと流せたり、エンターテインメントとして楽しめる代物ではなかった。
僕は、JOY DIVISIONをリアルタイムで体験した世代ではないのだが、『CONTROL』を見ることで、彼らの音楽を同時代に体験したような気持ちにもなれた。と同時に、リアルタイムで体験したNEW ORDERの初期作品が、なぜああなっているのかということも理解できた(ような気になった)。
自分の生活がルーティン化している僕のような人間こそ、たまには映画を見なくてはならないのかもしれない。
昨日、国立代々木競技場第一体育館で行われた、アジア最大級の音楽の祭典“MTV WORLD STAGE VMAJ 2010”で、ステージに立ってきましたw。というのも、小林武史さんと大沢伸一によるスーパーユニット、Bradberry Orchestraのパフォーマンスがあったんですね。そのバックバンドに、僕がどういうわけか誘われまして、大観衆の前に立つハメに。バンドには、他に屋敷豪太さんとG.RINAさんが参加しているという状況で、おそれ多いにもほどがあるって感じでしたが、大沢さんの指示に従い、機材のツマミをグイグイといじってきました。
普段、インディーな方向ばかり見ている自分には、ああいう華やかな世界に、ちょっとした発見がありましたね。想像して分かった気になっていないで、何事も体験してみるものだと、改めて学習しました。妄想や想像より、体験。これ、大事。
巷の話題を席巻している感のあるDOMMUNE。
あえて直接言及するのを避けてきたけど、はっきり言ってしまおう。
DOMMUNEは、著作隣接権をかなりの部分で無視しているからできるのだ。特にDJの配信に関しては。その点では、合法とは言いがたい。また、JASRAC管理楽曲以外の著作権についても、プレイされている曲がPDということはないだろうから、合法とは言いがたい。DJプレイをストリーミング配信して、著作権や著作隣接権に、厳格に触れないようにするのは現状では無理に等しいのだ。
だから、DOMMUNEが完全合法だからスゴいという噂は、基本的に間違っている。
DOMMUNEは、そういうグレーな部分を、組織として無視してやってしまったからスゴいのだ。これは、度胸のいることであり、事後報告的交渉ごとになった場合に、なんとかなるだろうという自信がないとできない。
その上で、アンダーグラウンド・カルチャーを発信しようという意図がそこにある点が、何よりスゴい。
インターネットの世界では、クロだったことが、グレーになり、シロになるということが起こり得る。DOMMUNEは、そこで勝負するパンクなメディアだからスゴいのだ。
ちなみに世間には厳格に守られていない法律は、たくさんある。そこには、厳格に守られないにふさわしい理由があると、僕は思う。